「ドラマソロジー」拾遺Ⅰ
横浜の長電話の婦人と亭主の会話。
「この間の、女房のでた演劇はよかった。
自分は、『額縁演劇』(これは造語かい?)しか、
見たことないけど、観客の席と、舞台がフラットで、
最後になると自分もその劇に参加している
ような気分になるのだ」
横浜のご婦人はこう言ったようだ。
「私はその種の演劇は見ている。
川俣さんの演劇で見た」
横浜のご婦人は、仏文学者故川俣晃自が、
大好きなのだ。
彼は戯曲も書いていたのだな。
(私は知らなかったけれど)
投げられたボールは必ず投げ返す、
彼女の意地の一端を垣間見た。
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